みなさま初めまして、定六(サダロク)と申します。
NAMIYOMU (ナミヨム ・波を読む) の サイト構築から、波予想を一人で運営しております。
オリンピックサーフィン期間・エキサイティングな波乗りジャパンの活躍の真っ只中に執筆開始しております。
そんな定六のプロフィールと思って読んで頂ければ幸いです。
私の生い立ちついて
1988年生まれ、出身は茨城県水戸市。水戸市とは言えど、ほぼ大洗町。
海まで車で5分ほどの場所で生まれてから高校卒業までの18年間を過ごしました。
祖父母の家は海まで徒歩2分で、夏は歩いて海水浴。祖父は元漁師でしたので、祖父との散歩はもちろん海沿いで、海釣りのノウハウや釣りの仕掛けを習ったり。
また、スイミングスクールは3歳から通い、小学6年の時には4kmのオープンウォーターの遠泳大会を完泳するなど、海とは切っても切り離せない生活をしていた幼少期〜小学生時代を過ごしました。
(今思い返せば、定期的に祖父が見ていた小さな数字がたくさん書いてある本。あれは潮見表だったのか、現在は私が毎日見ているな〜などと、今このプロフィールを書きながら懐かしく思い返しております)
食卓には祖父や近所の漁師さん達が獲ってきてくださる マグロ・カツオ・アワビ・サザエ・ウニ・イクラ・マダコ・・・。
当たり前のように食べていましたが、一人暮らしの現在では考えられないような贅沢な食生活。恵まれていたな〜
さて、続いては中学時代と行きたいところですが、悟りました。書ききれないほどの生い立ちとなりますので、サーフィンとの出会いに話を移します。
サーフィンとの出会い
サーフィンとの最初の出会いは、歳も覚えていないくらいの幼少期。
サーファーの私の叔父に、愛車のミニクーパーに乗せられてサーフショップに連れて行かれたり、祖父母の家の庭で叔父がサーフボードにステッカーを貼ったり、ワックスアップしている様子を見ていたこと。
また、祖父母の家でテレビを見ていた時、ニュースでは台風接近に伴った中継放送・地元の海は大荒れと放送されている中で、波乗り行ってくる!と家を出て行った叔父が海に向かった事、そしてニュースに映る海にサーファーがたくさん入っていた事に大きな衝撃を受けたことを鮮明に覚えております。
今では気持ちが良く分かります。きっと風の合う、うねりをかわす場所がファンウェーブだったのでしょう笑
時は流れて中学2年秋。
サッカー少年だった定六は、叔父に連れられてついにサーフィンデビュー。
場所は阿字ヶ浦。コンディションはモモ腰くらいのダンパー。
ダンパーだけど、まぁやるか、小さいし最初ならいいべ と言われ、
ダンパーって何語だろう、茨城弁かな と思ったことをよく覚えています笑
初めてのウェットスーツに袖を通し、叔父さんの友人のサーフボードを借り、いざ海に向かう途中。
サーフボードを持ったままガードレールを飛び越えた途端、背後から怒鳴り声
お前、サーフボードぶつけるなよ!!
怒られました笑
それもそうですね、今となってはサーフボードの取り扱いの繊細さや大事さは身にしみて分かりますが、初日の元気な中学生ですから言われなければ分かりません。
そんなこんなで初めてサーフィンした日のことは鮮明に覚えています。
初日から薄っぺらいショートボード。(Wade Tokoro シェイプで、ローカルモーション・後に譲ってもらう最初の自分の板です)
泳ぎに自信はあったものの、パドリングは全く安定せずフラフラ。
それでも2時間のうちに何とか1本、自力でのテイクオフから真っすぐ滑れた時
波に乗って進んでいく感覚。思っていた何倍ものスピード感と流れる景色。味わったことのない気持ち良さと、興奮。(なんとも言い難いこの感覚、サーファーの皆さんには伝わるはず)
完全にこの1本・おそらくたったの3秒ほどでしたが、このたった3秒の衝撃が大きなきっかけとなり、わたくし定六の長いサーフィン人生がスタートしました。
サーフィンと環境
高校時代
茨城では、ほぼほぼ車でサーフィンに向かいます。
湘南のように、海と街が近く、免許のない子供でも自転車で放課後にサーフィンという環境ではないのです。
また、部活や受験もあり、叔父さんと会う機会もお盆や年末年始に限られていたため、サーフィンする機会はなかなか訪れずに高校時代を終えました。
大学時代
大学進学によって定六は上京することになります。
生まれ育っだ茨城を離れ、海のない東京(もはやあの場所は山でした)での一人暮らしがスタート。
それでもサーフィンをする機会は大きく増えました。
理由は、運転免許を取得したため、大型連休や夏休みなどにはバイトも休みにし、実家に帰って一人で海に行けるようになったからです。
水を得た魚とはこの事で、とにかく海に通いまくりました。
そして、大学生活が終わりをつげた後は地元の企業で仕事をしつつ、再びサーフィンに明け暮れました。
海岸が東を向いた茨城では日の出が早いため、夏至の前後は朝の4時前には海に入れます。
平日は、スーパー朝一でサーフィン〜仕事〜日没間際にサーフィン
休日も、スーパー朝一から昼までぶっ続けてサーフィン〜昼寝〜夕方から日没までサーフィン
東日本大震災のあとでなかなか海に入れない時期や、東京にいた反動もあって、とにかくサーフィンにどっぷりハマって抜け出せなくなったのでした笑
茨城でのサーフィン中心の生活を十分に満喫していましたが、もっとサーフィンにのめり込みたい欲が出てきた定六は、サーフィンに関わる仕事をしたいと思い始めます。
そしてある求人募集を見つけることになります。
某波情報・波予想会社でのスタッフ募集。
定六は迷わず応募し、有難いことに採用して頂けましたが、勤務地は湘南。
大好きな茨城から、湘南へと拠点を移すことになるのでした。
波を仕事に
某波情報・波予想会社での研修がスタートし、滑ることにばかり目を向けていた定六は波予想・波情報の難しさや、責任を痛感することとなります。
最初の1年は、もはや何が何だかわかないうちに過ぎて行きましたが、北海道から沖縄までメジャーなポイントから全ての海岸の向き、拾ううねりの方向・かわす風など、頭に叩き込みました。
そして、うねりの入り方、届く距離、オンショア・オフショアに変わるタイミングなど、上げればキリがないほどの情報を覚えていきました。
そして3年も立ってくると、季節による風や波の移り変わりに敏感になり、数値やアニメーション予想通りにはならない地域の特性や、台風や低気圧などによるうねりや風のパターンなども把握できるようになり、自信を持って情報提供できるまでになっていきました。
そしてそこからさらに4年間、サーファーとしても仕事としても、なかなか得ることのできない貴重な知識と経験を積ませて頂きました。
おそらくここまで本気で何かに取り組んだのはこれが初めてだったように感じます。
7年間の下積み!?修行!?
いや、波・サーフィンについての経験を十分に積ませて頂き、定六は退社。
そして、当サイトNAMIYOMU(ナミヨム )を始動しました。
NAMIYOMU(ナミヨム )に込めた思い
毎日海に入れる環境にあるサーファーよりも、週に1〜2回、休日の空いている時間を使って海に入る方が圧倒的に多い現状において、少しでも良い波に乗りたい、もしくは、夜中に海に出発し、何時間も運転をしてでも、面ツルの朝にサーフィンがしたい!有給をとって波の良い日に空いている海でサーフィンしたい!
そう思われている方が多くいるでしょう。
もちろん私も大学時代は海のない東京から何度となく暗いうちに出発して、朝一サーフィンをしてきましたので、とても気持ちが分かります。
そんななかで、
明日はどこが波が良い!?
波は上がる!?
下がる!?
朝の風は!?
休みはいつ取る?
サーファーであれば海に行く前には気になって仕方がないこの情報を、どう伝えるのがベストか、どう説明するのがベストか、それを模索するなかで出た答えは
・夜中に出発し、まだ暗い中でポイントの駐車場に着く前 明日のグッドウェーブを想像して眠りにつく前に、最新の予想を見れる状態にしておく事。
・必要な情報は各エリア毎に 1ページに完結 したシンプルで分かりやすい状態で、あらゆるページに飛んで惑う事のないサイトである事。
・数値・アニメーションは、サイトを開くたびに、今から先を自動で最新に更新されている事。
サーファーにとっての波予想は、サーファー以外の天気予報と同じ。
雨なら傘を持って行こう、路面は凍結?、暑い?、寒い?
小波ならロングも持って行こう、自分の技量でできる?コンディションの急変はある?
ただし天気予報と大きく異なる点があります。
それは万人に当てはまらない事。
天気予報であれば、翌日雨予想なら傘をもち、急激に冷え込むのであれば厚手の上着にするでしょう。
ただし波に関しては、
台風が遠く離れている快晴でも、スーパーコンピューターの数値解析でも出ないような強烈なうねりが届き、あっと言う間にハードになり、ビギナーには手に負えないコンディションで危険を伴ってしまう。
しかし、上級者には最高のグランドスウェルとなり、待ちわびた THEDAY となるかもしれない。
そのため NAMIYOMU(ナミヨム ) では、日没間際の実況を把握した上で、夕方〜夜の解析を待ち、最新の予想を更新しています。
(アニメーションは開くたびに自動で最新に更新し、現時刻からスタート)
また、毎日、日本・アメリカ・ヨーロッパの気象解析と、積み上げてきた経験とデータを元に、実況を踏まえた上で、私一人で今日の波・明日の波・週間の波を解説・更新。
そうすることによって流れは止まることはなく、毎日一貫した予想を、根拠をはっきりと示し、誤魔化さずに配信できる状態です。
もしこれが数値予想だけを見る・もしくは一つの解析モデルに固執した予想であるとしたら
それは予想ではなく、ただただ数値が言語化されただけ。来るはずの波・吹くはずの風が把握できない状態に。
そういった事のない NAMIYOMU(ナミヨム ) の読み方や、アニメーションの見方など、詳しい解説をコラムにまとめておりますので、もう少しお待ちください。
最後に
NAMIYOMU(ナミヨム ) を見つけて、読んでいただいて本当にありがとうございます。
おかげさまで、2ヶ月目には月間10万pv超える事ができました。
また、インスタグラムでは、お褒めのメッセージなども多数頂き、とても励みになっております!
世の中では荒波の真っ只中となっており、故郷の海・ホームにしているポイントでのサーフィンや、仲間とのサーフトリップがなかなかできない・もしくは回数が減った方も多いと思いますが、オフショアで整う海のようにクリーンな世の中になり、一日でも早く日常に戻ることを祈っております。
そして、それぞれの最高のサーフィンライフを過ごせますように。
2021.7.29 定六